研究活動
(Little Palestine, Diary of a Siege)【終了】
日時:2022年2月6日(日)18:00~20:00(映画上映)、20:00~21:00(監督講演会)
(司会:山本薫 聞き手:岡崎弘樹 通訳:森晋太郎)
会場:オンライン
言語:アラビア語(字幕・通訳あり)
申し込み:https://forms.gle/4WAFg4uJ7jdKvgkY7
(視聴準備のため2月4日(金)24時に申し込みを締め切ります)
上映作品:『リトル・パレスティナ―包囲下の日々―』(Little Palestine, Diary of a Siege)、レバノン・フランス・カタール、89分、2021年
ダマスカス南部に位置するパレスチナ人居住区ヤルムーク・キャンプは1957年以来、世界最大のパレスチナ難民居住区として、後には首都郊外のベットタウンとして発展を遂げた。しかし、同キャンプは2012年から2015年にかけてシリア政府軍に包囲される。こうした中、ハティーブ監督は極限状態に置かれた住民の模様をカメラで追い続けた。
タッル・ザアタルやサブラ・シャティーラ、ガザ地区をはじめ長らくパレスチナ人が晒されてきた封鎖と飢餓は、シリアでも繰り返された。この「小さなパレスチナ」での経験について、本作品の上映後、監督にお話を伺う予定。
アブドゥッラー・ハティーブ監督の略歴
1989年、ダマスカス郊外ヤルムーク・キャンプに生まれる。ダマスカス大学で社会学を専攻後、2011年春にシリア各地に広がった民衆抗議運動や人道支援活動に加わる。包囲下の同キャンプ住民の生活を捉えた記録映画『リトル・パレスティナ』は、2021年山形国際ドキュメンタリー映画祭「アジア千波万波」部門で大賞(小川紳介賞)を受賞した他、その他の国際的な映画祭でも高い評価を得ている。
https://lightdox.com/little-palestine-diary-of-a-siege/
お問い合わせ:プロジェクト・ワタン事務局(projectwatan3@gmail.com)
共催
科研基盤研究(A)「空間・暴力・共振性から見た中東の路上抗議運動とネイション再考:アジア、米との比較」(代表:酒井啓子)
科研基盤研究(A)「トランスナショナル時代の人間と「祖国」の関係性をめぐる人文学的、領域横断的研究」(代表:岡真理)