研究活動

【シンポジウム】シリーズ 《共生の未来》 第2弾 「クルド, 故郷に響け 我が魂のルフラン」【終了】

日時:5月29日(日)13:30開場、14:00開演
会場: 京都大学吉田南キャンパス人間・環境学研究科棟 地下大講義室
   ※地図はこちら(人間・環境学研究科棟は89番)

プログラム
14:00 開演 主催者挨拶、趣旨説明、映画前説
14:10 <第1部> 映画上映『地図になき、故郷からの声』
    (中島夏樹監督, 2021年, 東京ドキュメンタリー映画祭短編グランプリ・同映画祭大阪観客賞受賞作品受賞作品)
15:10 上映終了
15:25 <第2部> セルダル・ジャーナン氏講演「禁じられた歌声を求めて」
    聞き手:岡真理(京都大学大学院 人間・環境学研究科)
16:10 <第3部> パネル・ディスカッション「歌、ネイション、ホームランド」
    パネリスト:
    セルダル・ジャーナン(トルコのクルド民謡研究者・音楽民族学者)
    濱崎友絵(信州大学 人文学部)
    岡真理(京都大学大学院 人間・環境学研究科)
    質疑応答
17:30 閉会

Serdar Canan(セルダル・ジャーナン):
トルコのクルド民謡研究者・音楽民族学者。ハッカリ出身。トルコ各地をまわり, クルド民謡, 音楽を集める。2015年, アムステルダムで初演されたクルド語オペラ「トスカ」出演。2019年,ミマール・スィナン芸術大学(イスタンブル)で,「ハッカリ及び周辺地域の伝統民族舞踊とその音楽的特徴」の研究で修士号取得, 修士論文は書籍として刊行準備中。短編映画Barê Giran(2019トルコ語・クルド語)のポストプロダクション責任者。伝統楽器バーラマの奏法指導の傍ら,クルド音楽の歴史と理論, 奏法について, クルド語による論考を発表, 講師として出演するクルド音楽解説番組Selîqeをyoutubeで配信中。

濱崎友絵(はまざき・ともえ)
東京藝術大学大学院音楽研究科博士課程修了。博士(音楽学)。ハジェテペ大学付属国立音楽学院、ボアズィチ大学(イスタンブル)に留学。現在、信州大学人文学部准教授 。主な研究テーマは音楽における西洋化、近代化。主著に『感性を「統合」する――国民音楽からトルコ民族音楽へ」(小笠原弘幸編 『トルコ共和国 国民の創生とその変容』 九州大学出版会、2019)、『トルコにおける「国民音楽」の成立』(早稲田大学出版部、2013)ほか。

岡真理(おか・まり) 
京都大学大学院人間・環境学研究科教授、 専門は現代アラブ文学、 パレスチナ問題。「思想としてのパレスチナ」をテーマに《パレスチナ問題》を現代世界に生きる人間の普遍的な思想課題として考究している。著書に『ガザに地下鉄が走る日』、『アラブ 祈りとしての文学』ほか。

主催 
科研基盤研究(A)「トランスナショナル時代の人間と「祖国」の関係性をめぐる人文学的、領域横断的研究」(代表:岡真理)

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映画タイトルの誤表記に関するお詫びと訂正(2022年6月7日追記)
当初、シンポジウムのチラシおよび当ページに映画タイトルを誤って記載していました。また、当ページに監督名が表記されておりませんでしたので、以下のとおり訂正いたしました。
誤)『地図になき,故郷からの歌』
正)『地図になき,故郷からの声』(中島夏樹監督, 2021年, 東京ドキュメンタリー映画祭短編グランプリ・同映画祭大阪観客賞受賞作品)
作品名を誤って記載し、中島夏樹監督に大変ご迷惑をおかけいたしましたこと、深くお詫び申し上げます。
岡真理